無題


1月10日に母が亡くなりました。

これといった趣味もなかった母は
真面目で、仕事と家事を完璧にこなす人でした。

そんな母はある時から
糖尿病、リウマチを患い
合併症等もあり
闘病の日々を過ごすことになりました。

そして人生の最後
片方の胸を全摘して十数年前に完治したはずの乳がんが再発
脳、肺、肝臓、骨盤に転移していることが分かりました

それから、抗がん剤、ホルモン治療で
癌と闘いました。脳に転移した癌の摘出手術もしました。

抗がん剤治療中の母の辛さは
側にいる私にも伝わるほどに酷かったです。

去年、脳の癌が再発し
手術するはずでしたが
全身麻酔の手術に耐えられる体力がないことで手術が中止になり
それと同時に癌治療を続けても効果がないとのことで
ホスピスを紹介されました

終末期医療を行っている病院は少なく
また終末期医療を行っていても
病床数が少ないので
ホスピスの空きを待つ間
在宅看護をすることにしました。

歩くこともトイレに行くことも出来ない状態だったのですが
在宅看護をはじめたころは
介助すれば何とか歩ける状態でした
食事も好きな物を食べられる状態でした

でも12月に入って低血糖で病院に入院、退院してからは
食事もあまり出来なくなり
介助しても歩くことが出来なくなりました

そして正月が明けて病状が急変し
亡くなりました

母が亡くなって何もする気が起こらなくなりましたが
仕事はしないといけないので
なんとか仕事には行ってます。

でも心にポッカリ穴が開いてしまった感じで
仕事以外は母のことを考えて
涙する毎日です。
母がいないことがこんなにも寂しいものかと実感しています。
父が母の遺影に話かけている姿を見るのも辛いです。

世の中に末期がんでも何年も生きている人の話を見聞きして
母にも奇跡が起こることを信じ
ずっと母に頑張れ頑張れと言ってしまったことを後悔しています。

何年もいろんな病と闘ってきたのに
ずっと頑張ってきたのに
本当にごめんなさい

暗い話しですみません。
でもここは私だけの場所なのでどうか許してください。

アナログですがちょっと犬かごを描きはじめました。
仕上げてまたアップするので
どうか見てやってください。

投稿日:  投稿者: 管理人

コメントを残す